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視覚特別支援学校(盲学校)を選ぶメリットとは

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最近では、普通校の理解や視覚補助機器などの発達により、視覚特別支援学校(盲学校)を選ばずに普通校を選ぶ方も多いと耳にします。

前回の記事で私も様々な理由から普通校を選択したと書きました。

前回の記事: 盲学校か普通校かの選択 ―普通校を選んだ理由―

しかし、大学以降に盲学校出身の視覚障害者の友人が数人でき、視覚特別支援学校の話を聴く中で、いいなと思うことも複数ありました。

今回は、そのような視覚障害の友人と話す中で私が思った視覚特別支援学校に行くメリットを紹介したいと思います。

 

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同じ境遇の友人が増える

視覚特別支援学校は、同じ視覚障害者が集まった学校なので当たり前と思うかもしれませんが、これはかなりのメリットです。

視覚障害ならではの悩みや愚痴などを話すことによって、自分だけが困ってるわけではないと自分の障害と向き合うきっかけになります。

また、自分の状態と視覚障害との関連を口に出して話すことにより、自分の障害の状況を話す訓練になります。

このような障害の状態を話す訓練は就職面接などその後の人生でもかなりのプラスになります。

そのためか、盲学校出身の友人は明るい人がとても多いと感じました。

 

普通校に行くと、自分の視覚障害についての話をする機会もあまりなく、周囲の理解も得にくいです。

そのような環境では塞ぎがちになる人も多いと思います。

また、視覚障害の友人と会話する中でちょっとした生活の知恵を得やすいと感じました。

 

日常生活のための訓練を受けることができる

前回紹介した駅の自動券売機での音声ガイドを使った切符の購入方法や大型ターミナル駅の歩行訓練や自炊についてなど、自立のための様々な訓練を行っていると聞きました。

私のような中途障害で普通校を選んだ人は独り暮らしなどをしたことで意外にできないことが多いことに気付きます。

色々試行錯誤することでなんとかなりましたが、あらかじめ訓練を受けるのとそうでないのとでは慣れるまでの時間が大きく違います。

また、今も気付いていないような工夫やノウハウなどもあるかもしれません。

長年の教育のノウハウがある盲学校だからこそ効率よく教えることができると思います。

 

また、盲学校の寮で独り暮らしをしている人も多いようです。

若いうちから自炊など自立のための訓練を受けることができるのも大きなメリットだと思います。

 

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大学入試や就職に関する情報を得やすい

大学の障害者の受け入れ情報など外部だと見れないけど、知りたい情報は結構あります。

私は興味のある大学や会社に聞きまわっていましたが、盲学校では過去の実績などからどのような大学にどの程度行った実績があるかなどの情報を持っています。

特に私のような拡大読書器を使っても、読む速度が健常者の1/3程度しか出せない人はテストなどは解き終えることができないことが多かったです。

そのような状態からテストの点数を上げることに限界を覚えることも多かったです。

 

先輩の実績や周囲の理解のある人からの話を聴くことにより、どの程度頑張ればどのレベルを目指すことができるかなどを情報として持って置けるのもとても大事だと思います。

また、就職についてもOB・OGなどからどのような会社でどのような仕事をしているかなどを聞く機会があるようです。

私は全て手探りだったのでそのような環境がうらやましいと感じました。

 

様々なスポーツを経験することができる

視覚障害者向けスポーツは、意外に多いです。

有名どころではブラインドサッカーやフロアバレーなどご存知の方も多いのではないでしょうか

その他にも様々な専用のスポーツがあります。

普通校に属しているとそのようなスポーツに触れる機会はもちろんなく、そもそも体育は見学になることが多かったです。

自分が参加できるスポーツを当然のようにできる環境というのも盲学校ならではではないでしょうか。

 

また、盲学校出身のパラリンピック選手も多いです。

そのような方が身近にいるのも、スポーツをするモチベーションになると思います。

私は運動が苦手なので、そのような環境がいいなと思いました。

 

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アルバイトを紹介してもらいやすい

私は、ボランティアなどをしていた関係からたまたま視覚障害の高校生の家庭教師のアルバイトをしたことがあります。

視覚特別支援学校にも出向いて教えていた経験もあります。

その時、盲学校のOB・OGが後輩の勉強をアルバイトとして見るというのが結構多いことを知りました。

 

また、視覚障害者を対象にした実験や製品のモニターやイベントなど視覚障害者ができるアルバイトの話も多いことを知りました。

もちろん盲学校に所属していれば必ず紹介してもらえるわけではないでしょうが、紹介してもらいやすい環境にいるのはとても恵まれていると思います。

 

通常の環境ではアルバイトを探すのもなかなか難しいですしね。

 

まとめ

このように視覚特別支援学校に通うメリットはとても多いです。

私は、たまたまその時の環境で普通校を選択しましたが、盲学校の話を聞くといいなと思う事も結構ありました。

もちろんどの学校を選択しても、本人のふるまいや気持ちでどうとでもなるとは思いますが、普通校か盲学校かを必ずどちらかがいいとは決めることはできないと思います。

盲学校出身の友人は普通校がいいといつも愚痴を言っていたくらいです(笑)

隣の家の芝生は青いだけなのかもしれませんね。

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