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【視覚障害・弱視】私の仕事紹介〜SE(システムエンジニア)って何〜

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視力的には、0.05程度しかなく、中心暗転がある弱視の私ですが、日中は会社員として働いています。自己紹介でも視覚障害者エンジニアと名乗っている通り、いわゆるSEとして業務をしています。一般的にシステムエンジニアと言ってもかなり定義が広いです。そこで、私が具体的にどのような業務を行なっているかを書いていきたいと思います。

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Contents

システムエンジニア(SE)の定義

全くSEについて知らないと言う方のイメージは、とりあえずパソコンで何かをする仕事!と漠然とイメージされる方が多いと思います。または、ひたすらプログラミングをしている仕事と考える方もいると思います。そして、そのどちらも間違えては言えません。ひたすらエクセルやパワーポイント、ワードを使って資料を作る人もSEと言いますし、プログラミングをごりごりする人もSEと名乗っています。

日本でのこの業界を説明するのによく例えられるのは、建設業界を例に出す方がとても多いです。大企業が仕事を受注し設計などを行い、その下請け企業が実際に建設(作成)する業務を担い、手が足りなくなるとさらにその下請け、さらにその下請け……と水が上から下へ流れるように業務が進んでいきます。

建設業自体にはそこまで精通していませんが、SEの業界では設計などをする企業を上流、ものづくりをする企業を中流、下流といった言い方をよくします。建設業界では、道路や建物を作っているものが、マイナンバーの管理システムやICカードの決済システムを作るのに対象が変わったとイメージされるとわかりやすいと思います。
仕事の工数を3人月みたいに計算という点からも歴史が感じられますね。

また、IT系の企業にはウェブ系というくくりもあります。Yahooやメルカリなどを想像して頂けるとわかりやすいですが、自社サービスを持っている企業を指します。こちらは開発にスピードが重視される関係で雰囲気などもかなり違います。また、○次請けというのもあまりないです。こちらもSEと言っていますね。

このように一口にSEと言っても様々な種類があります。

弱視者の著者はどういうSEでなにをしているのか

さて、私はというと、会社としては上流側、いわゆる大企業に属しています。従業員数云万人の企業ですが、事務方や社内のマッサージ施設に視覚障害の方はいますが、視覚障害のSEは私の他にはもう一人(会ったことはない)で、弱視の者は私だけでした。意外に少ないのだなと最初は驚きました。

先程一般的なSEの定義について話したばかりですが、私の業務はどちらかというと新商品開発で、固定のお客さんを持たずにシステムサービスを作ってからお客さんに売っていこうと言うプロジェクトに所属しています。
その中でも要件に合わせたシステムの設計から開発、テストを少人数で進めていて、一通りのことを一人で行うこともあります。開発ではPythonやJavascriptというプログラミング言語を使って、プログラミングも行なっています。短いスパンで設計→開発を行うという方式で少しずつシステムをバージョンアップさせていってるイメージです。

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視覚障害なのにどうやってパソコンを使って仕事しているのか

よく同僚などにも聞かれる質問です。回答としては、「視覚障害者用の支援補助ソフトである、画面拡大ソフトや画面読み上げ音声ソフト」を使用しています。
ソフト自体は、会社に購入してもらい、少し大きいモニタを使って業務を行っています。

逆にパソコンを使わないと書類の拡大など大変なことも多いですし、パソコンを使わない仕事をしている視覚障害者の方はすごいと思います。

視覚障害のために業務で苦労したことは

もちろん色々あります。まず、社員標準で使うパソコンに音声ソフトを入れてもうまく動作せず、かなり仕事がやりづらかったです。原因は仮想PCというシステムを使っていることでした。近年、セキュリティの強化策で仮想PCを導入している企業が増えています。音声ソフトの動作は不安定だし、拡大ソフトはうまく動作しないし、拡大しても解像度が低くて視覚障害者的にはあまり良いことがありません(苦笑

この問題の解決策としては、単に仮想PCを使わずに、普通のパソコンを使わせてもらうことで解決しましたが、大企業のためかそこに落ち着くまでに様々な車内手続きがあり、かなり時間がかかりました。
その間は、その使いづらい状態で頑張ってやっていました。

また、プログラミングについてもやりづらいことは色々あります。まず、ウェブシステムを作る業務では画面が見づらく、細かいレイアウトの調整が苦手です。しかし、こちらは慣れや工夫でなんとかできると考えています。ある程度慣れて工夫があれば、また記事にしたいと思います。

また、使うソフトなども気をつけることがあります。いわゆるマウス操作が前提のソフトなどだと読み上げソフトが未対応だったり、ボタンがどこにあるかわからなかったりなどで能率が落ちてしまいます。
なるべくコマンドライン(マウスを使わない操作)で対応できるものは対応し、画面の背景色や文字のおおきさや色など見やすいカスタマイズをなるべく行っています。

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まとめ:視覚障害者にSEの仕事は向いていると思う

私はこの仕事しかしていないのもありますが、視覚障害になった当初から働くならこの業界だろうなとは思っていました。パソコン作業ならある程度自分のペースで進めることができるし、補助ソフトを使うことで健常者との差が少ないと考えていたからです。

幸いなことに周囲の環境にも恵まれ、チームのメンバには目が悪いことよく忘れるわと言われるくらいには仕事はこなせています。むしろ、平均以上に生産性があると思っています。

今後はAI系やウェブ系などエンジニアとしての幅を広げていくのが目標です。
この分野は技術の移り変わりが激しく、普段から情報をキャッチアップしていかないと置いていかれるという心配はありますが、それは視覚障害者に限ったことではないので、自分なりの長所をのばしていけばいいと思います。

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