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視覚障害者が特別措置申請をするためのテンプレート(小学校~高校編)

更新日:

こんにちは、ヤゲットです。

中学、高校、大学、資格試験、社会人と様々な所で特別措置の申請をすることがあると思います。

してない方は絶対にした方がいいです。

しないと不利益な環境で生活することを余儀なくされてしまいます。

今の社会情勢的に願書などでも特別措置の案内が書いてあるくらいには、やりやすい社会になりました。

ここでは私の体験から、小学校、中学校、高校の場面で特にチェックしておきたい特別措置の項目を書いていこうと思います。

こちら特別措置申請をされる方はぜひ読んでみてください。

 

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小学校・中学校・高等学校などでの措置

学校によって制限が多く、一般化が一番難しい時期です。

配慮事項も行き過ぎと言えるレベルの事をしてくれることもあれば、全く配慮してくれない学校もあります。

また、お子さんによっては特別措置を嫌がる場合もとても多いです。

しかし、以下の点は必ず押さえておきましょう。

この点すら配慮してもらえない状態だとその後の学校生活はなかなか大変になると思います。

・他の学生・生徒への伝達をどうするか

・視覚補助機器の持ち込み、保管

・定期試験やミニテストでの時間延長

・マークシートテストなど回答が難しい試験での代替え措置

・教室の座席を見やすい位置での固定

・体育・工作など参加が難しい授業での評価方法

・板書やノート提出についての配慮

 

一つずつ解説していきます。

他の学生・生徒への伝達をどうするか

小学校・中学校では特によく知らない人や変わったことをしている人というのはいじめの対象になりやすいです。

また、視覚障害者当人に対して「なぜ見えないのか」など当人が傷つく言葉が浴びせかけられます。

この年齢のお子さんにとってはなかなかメンタル的にも厳しくなります。

そこで、他の生徒・学生に先に視覚障害を持った人がいるなどの連絡をしてもらうことをお勧めします。

本人が周囲の友人に配慮や手助けを求めやすいというメリットがありますが、当人の性格や障害の受け入れ具合によってはとても嫌がる可能性もあります。

事前に本人と相談の上、方針を決めておきましょう

 

視覚補助機器の持ち込み、保管

拡大読書器やルーペ、単眼鏡などの視覚補助具の持ち込みすることを事前に伝えておきましょう。

先生方は特に個々の生徒についての事情が伝達されていない学校も多くあります。

文書として先に配慮を求めることでトラブル回避にもつながります。

 

また、拡大読書器など運搬が大変な機器については学校で保管をしてもらえる可能性があります。

施錠できるロッカーや部屋の貸出など学校に保管できる環境をお願いしましょう。

中学の時、拡大読書器の保管をさせてもらえず、約20kgの拡大読書器セットを毎日持ち込んで授業を受けていましたが、体力的・精神的にとてもきつかったです。

 

定期試験やミニテストでの時間延長

大学入試センター試験の特別措置配慮事項で、弱視の場合は1.3倍、点字の場合は1.5倍の試験時間の延長が認められています。

それを根拠に特別措置の申請をお願いすれば大体の所が配慮してくれます。

また、学校によっては理解度の確認を優先してくれ1.3倍より長い時間にしてくれる場合があります。

適切な時間延長を知るためにも、ロービジョンクリニックなどで読速度を一度は計測しておきましょう。

ちなみに、私の読速度は通常の方の1/3程度しかなく、1.3倍では試験を解き終えるのはかなり厳しかったです。

 

マークシートテストなど回答が難しい試験での代替え措置

マークシートや写真を見て答える試験など視力を必須とする試験を課せられることが多々あります。

こちらについても事前にお願いしておくと、無用なトラブルを避けることができます。

マークシート試験の場合は、筆記に変えてもらうなどやりやすいやり方を具体的に提示しましょう。

 

教室の座席を見やすい位置での固定

近視や遠視で黒板が見づらい人のために導入している学校も多く、比較的受け入れやすい事項だと思います。

しかし、教師によっては視覚補助具があるからどこの席でも見えるだろうなど勘違いされる方も多いです。

具体的にどの座席が見やすいかを教室を見て確認し、座席を決めてもらうのが良いと思います。

 

体育・工作など参加が難しい授業での評価方法

他の生徒との平等性を重視するあまり、参加が難しい球技や工作などの授業の評価を適当にする教師は特に多いです。

平等性を考えてくれるなら、代替えの課題を出してもらうなど客観的に評価のしやすい方法を提案しましょう。

例えば、実技試験の代わりにレポートにしてもらう、球技の授業の間トレーニングルームで運動させてもらう、工作をグループワークにしてもらい、できることだけさせてもらうなどです。

無理なことは決してやる必要はありませんが、見学など全く何もしないのも時間が勿体ないし、本人のためにもなりません。

各教科担当と相談し、適切な課題を考えましょう。

 

板書についての配慮

ひたすら板書をノートにコピーし、それを提出することで授業の評価になる。という授業を受けたことがある方って多いのではないでしょうか。

私もかなりの確率でそういう授業に遭遇し、かなり苦労しました。

友人にノートを借りてひたすら写経するという作業をしたものです。

しかし、ただでさえ見づらい板書をノートにコピーさせるだけなんて意味がないと思いませんか。

それを提出することで評価にされては、視覚障害者にとって不利でしかないです。

 

また、重要項目が虫食いになっていて、答え部分を板書で写させる授業も今まで経験したことのある方も多いと思います。

先生が指示語を使わないや板書したことを口頭で言ってくれるなどの理解のある先生ならいいですが、大半はそういう先生ではないです。

また、配慮事項として上記を言ったとしても3か月で大半の人は忘れます。

虫食い型の授業の場合、答えのプリントを同時にもらうなど抜本的な解決策を具体的に提示しましょう。

ノート提出の代わりに問題集を解いたものを提出にしてもらうなどです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事でも何度もお伝えしていましたが、特別措置の申請の一番重要なポイントは、

なるべく具体的に配慮事項や代替え事項を伝えることです。

視覚障害というのは基本的に理解されないぐらいの気持ちで、わかるだろうみたいな憶測をせずになるべく具体的な配慮をお願いしましょう。

また、親御さんが特別措置申請をすることも多いでしょうが、こういう事したら楽になるんじゃない?など具体的な提案で本人と相談しましょう。

進学する上でどういう生活になるのか何が困るかなんて本人が一番わからないし、知りたいぐらいだと思います。

実際にその生活を経験したことのある親御さんが、情報収集をして本人の手助けをしてあげるのが最適だと私は思います。

 

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